【ジャパンカップ 2022】予想

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ジャパンカップ 予想
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11月27日に東京競馬場芝2400メートルを舞台に開催されるジャパンカップについて予想を展開していく。

全頭評価は以下のリンクからどうぞ。

予想のテーマ

今年のジャパンカップは、海外から参戦する馬と外国人ジョッキーが多く、やや特殊な状態で開催される。しかもレーティング上位に外国馬や外国人ジョッキーが偏っているという異質さ。JRAの企業努力の賜物ではあるが昨年では考えられなかった状況。ここに今年の予想の鍵を見出したい。

展開としては、ユニコーンライオンがトンデモペースで逃げの手を打たない限りは、1000メートル通過が60秒を切る程度で、凝縮した馬群がスローのまま4コーナー立ち上がりの位置取りを目指して、3コーナー通過後からのロングスパートのレースになると見立てる。

理由は冒頭で述べた通り外国馬や外国人ジョッキーの多さ。東京芝2400という舞台設定は、いわゆるスローの瞬発力勝負になりがちではあるが、そういうレースにしたくない馬やジョッキーが多いため、ロングスパートのレースになる可能性が高い。

つまり、今年のジャパンカップにおいては、4コーナーまでにスムーズに好位を取れて、長く良い脚を使う馬を狙う事を予想のテーマとしたい。

◉ 本命

本命はヴェルトライゼンデ。旧西ドイツのアナヴァッケン大学で近代穴馬券史を専攻していた私にとってはサービス問題。恩師アナ・ウーマッハ教授の受け売りではあるが「スタミナ豊富な欧州型の馬を前で運ぶレーンは買い」が、私の座右の銘。

  • オークス
    ◉スタニングローズ(10人気2着)
  • 安田記念
    ◉ サリオス(8人気3着)
  • 宝塚記念
    ◉ ヒシイグアス(5人気2着)
  • エリザベス女王杯
    ◉ ウインマリリン(5人気2着)
  • ジャパンカップ
    ◉ ヴェルトライゼンデ(?) NEW

ヴェルトライゼンデは、菊花賞や春天を制したワールドプレミアが半兄というステイヤータイプの血統背景で、ロンスパ戦は大歓迎。そういった馬のエスコートが群を抜いて上手いのがD・レーン。

前走は内バイアスのレースを中段後方から外を回しているので展開に泣く敗戦。着順は結果論に過ぎず何ら気にならない。むしろ、その前走から前に行く意識の高い鞍上への乗り替わりが盛大なボーナス。

人馬ともに、4コーナーまでにスムーズに好位を取れて長く良い脚を使うというテーマにビタっと合致する。

一点の曇りもない大本命。

○ 対抗

対抗はテーオーロイヤル。先に不安を上げてしまうと失礼を承知で鞍上。流石にこのレベルの鞍上たちと並列での比較は難しい。気の毒ではある。

ただし、前で運んで長く良い脚を使うという観点では、今回エントリーしている日本馬の中ではトップレベルで評価することができる。

前走のアルゼンチン共和国杯では加速体勢に入ったところで不利を受けてしまい致し方のない敗戦。致し方がないとは言え、1人気で馬券外に敗れたことにより人気を落とすのであれば、積極的に買いたい。派手な勝ち方で人気を上げる馬がいる一方で、1人気を背負って敗戦することによって人気を下げる馬がいるのも世の常。

日々熱戦が繰り広げられているFIFAワールドカップでもジャイアントキリングが散見されるが、欧州のトップジョッキーたちを相手に大きな一発を決めていただきたい。

▲ 単穴

単穴はオネスト。本命評価まで視野に入れていたが、日本の馬場への対応は蓋を開けてみないとわからないため単穴評価に留める。

先に挙げた馬場への対応は確かに不安要素ではあるものの、それ以外は買い要素しかない。

前走の凱旋門賞では良いところなく敗れているが、むしろそれはプラスで、ソフトな馬場で能力を発揮できなかったという点は日本馬と同じ状況。つまり、拡大解釈すると東京替わりは条件好転。3歳馬故に軽斤量のメリットも享受できる。鞍上は世界で最も東京競馬場での勝ち方を知るC・ルメール。陣営はそのルメールと母国語で密なコミュニケーションを取れる。そして、レース1週間前にホスピタリティの塊の東京競馬場に入厩しているというアドバンテージもある。

なお、冒頭で不安要素と取り上げたものの、フランケル産駒は東京2400を含む日本のGⅠ競走で大いに結果を出しており、オネストが日本競馬の速度域に対応できる可能性は十分にある。また、乗り役を含めた今回のメンバーを見渡す限りではテンから速い競馬になる可能性は低く、実はたいした不安要素ではないかもしれない。ロンスパ戦になるのであれば軽斤量も活きる。

印上は3番手の▲だが、限りなく本命側で評価している1頭。非常に楽しみな存在。

△ 抑え

抑え最上位はシャフリヤール。スローの瞬発力勝負のノーマルな東京芝2400であれば買いたくないが、良くも悪くも前で勝負したいジョッキーとともに、ほぼ欧州の海外GⅠにおいて、欧州馬を相手に前での勝負で結果を出している事実を冷静に受け止めると、今回の予想のテーマと合致する。

次点はデアリングタクト。一昨年の抜けた3人気の3着馬が近2走の結果で人気を下げるであろう状況。馬の状態が気になるところではあるが、ガシガシ追うタイプのヨーロピアンジョッキーへの乗り替わりで新味が引き出される可能性を考慮しておきたい。

ユーバーレーベンは昨年より斤量が増える時点で強気の評価はしづらいが、昨年は進路が狭くなって内に向かって斜めに走っていたのも事実で、鞍上のマクリ体質がハマる可能性もあるため抑えておきたい。

消しまで視野に入る消極的な押さえ評価はヴェラアズールダノンベルーガ。前者は派手に勝って人気を上げる典型というのもあるが、出遅れも込みで後ろから進めて末脚一閃という脚質の馬が、欧州の剛腕ジョッキーに乗り替わって同じような脚を使うのかという疑問が残る。後者はトップスピードに乗せるのは早いが、いわゆる一瞬の切れ味で勝負するタイプなのでロンスパ戦には疑問符がつく。

◎ ヴェルトライゼンデ
○ テーオーロイヤル
▲ オネスト
△ シャフリヤール
△ デアリングタクト
△ ユーバーレーベン
注 ヴェラアズール
注 ダノンベルーガ

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