【菊花賞2022】予想

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菊花賞2022 予想
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牡馬クラシック最後の一冠をかけた長距離戦。人気サイドの順当勝ちか伏兵の戴冠か。予想を展開していく。

全頭評価は以下のリンクからどうぞ。

予想のテーマ

ダービーでは3歳春に東京芝2400mを誰よりも速く駆け抜けるための完成度と、高速上がりに対応可能な瞬発力が必須で求められるが、長距離非根幹で秋に開催される菊花賞では、阪神開催に限らずそれらを求められない。ゆえに、ダービーまでに成長が間に合わなかった馬による成長力の差を埋めての巻き返しや、瞬発力を求められないことによるスタミナ型の巻き返しも度々見受けられる。

よって、今年もスタミナ型の巻き返しを積極的に狙いたいが、ガイアフォースとアスクビクターモアは、いずれも抑え以上の評価はしない。この2頭は、前に行ってこそ強いということが既成事実。特に最内枠のガイアフォースはマークがキツくなり内に閉じ込められて何もできずに終わるリスクがありつつ、クラシック最後の一冠を狙うレースで追う立場から追われる立場に変わったという点も看過できない。アスクビクターモアも同様に追われる立場に変わっているが、加えて初の関西輸送、屋根も阪神3000でのレース経験が少ないという不安要素あり。つまり、2頭とも走る前から高い確率で自分の競馬をさせてもらえない可能性あり。

逆説的に他の馬は一様にマークが薄れて自分のレースに徹しやすく、人気薄が展開に恵まれる可能性も見出せる。今年の菊花賞予想では、人気薄の一発も含めて、早々に長距離路線に目先を変えていた馬達を高く評価することをテーマとしたい。

◉ 本命

本命はセレシオン。この馬は8月21日の前走阿賀野川特別の直後に菊花賞参戦を表明。メンバー中最速の参戦表明。長距離戦が真骨頂の友道厩舎が早々に菊花賞に狙いを定めたことになる。この馬は左回りは内にささるところがあるため、前走は強い勝ち方ではあったが鞍上が左ムチで修正しながらの競馬。右回りへの条件替わりはプラスと見て良いだろう。2走前のプリンシパルSは左回りに加えて行き脚がつかず外を回らされて競馬にならずでノーカン。3走前のすみれSは上がり最速もスタートでヨレたり道中ゴチャついたりした分が響いた。着順こそパッとしないが、すみれSは歴史的に見ても非根幹巧者やステイヤーを多数排出するレース。そして、左にささる癖は確かに気になるが、距離延長では崩れていない。これは、ペースアップ耐性の低いハーツクライ産駒のテンプレどおりではあるが、今回は大幅な距離延長でさらに期待が持てる。そして鞍上も心強い。ソフトな乗り方のジョッキーで馬への負担が少なく、スタミナ型のスタミナをより引き出しやすい。長距離戦での良績が全てを物語っている。20年は圧倒的1人気の騎乗だったが、19年は8人気のサトノルークス、21年は6人気のディヴァインラヴを馬券内にエスコートしている。馬、厩舎、鞍上、いずれも強調材料しかない。

○ 対抗

対応はディナースタ。良くなるのは来年以降と厩舎が評価している馬だが、そいう馬が成長力の差を埋めて好走するのが菊花賞でもある。この馬は近しい配合のアリーヴォのような適性を持っている様子なので小回りの持続力勝負は歓迎。アリーヴォと違の違いはすでに2600までをこなしている点。また、兄のジャックドールは前に行って持続力を発揮するタイプだが、弟のディナースタはマクリからの持続力を発揮するタイプ。能力の使い所に差はあるものの、いずれにせよ持続力がセールスポイント。陣営が早くにステイヤー路線に舵を切った馬。非常に面白い存在。

▲ 単穴

単穴はヴェローナシチー。この馬もすみれS組だが、セレシオンと同じ上がりを使っていた馬。この馬は京都新聞杯でまくる競馬をしたように長く脚を使って好走するタイプ。この手のタイプの馬は、後ろに構えるよりあえて番手付近で前半から攻めっぱなしの競馬の方が期待が持てる。そういう観点で、前で勝負する鞍上への手替わりが非常に大きなプラス。鞍上だけで単穴評価を回したと言っても過言ではない。

☆ 特注

特注はポッドボレット。すみれS勝ち馬。明け3歳直後に阪神2200すみれSを勝ててしまう馬は、キレない代わりに非根幹巧者かステイヤー、またはその両方の特殊スキルを手にしている可能性が非常に高く、すみれS直後に菊花賞に駒を進めたら本命を回すと決めていたのだが、直近のレースぶりから強気の印を回す勇気が持てず…。ただ、ヴェローナシチー同様に積極性があり前で勝負する可能性が高い鞍上への手替わり。あわよくばタイトルホルダー並みの積極策を仕掛けていただきたい。

抑え以降の評価は当日気配などを考慮して最終決断するが、上位評価4頭を中心に馬券を組み立てたい。

◉ セレシオン
○ ディナースタ
▲ ヴェローナシチー
☆ ポッドボレット
△ ヤマニンゼスト
△ ガイアフォース
△ アスクビクターモア

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