東京芝1800mで施行される牝馬限定の非根幹距離重賞。牝馬限定重賞は春のヴィクトリアマイルを含めて1600m以下で施行されることが多く、多くの牝馬にとっては距離が長くタフなレースになる。よって、切れ味勝負になりづらく、切れ味型の上位人気馬が下位に沈みがちな反主流レース。
非根幹レースはリピーターやスペシャリストを排出しやすく、府中牝馬Sも例に漏れずスペシャリスト傾向が強い。具体的には近5年の3着内馬はレースレベルを問わず芝1800mでの3着内実績がある。特に1800m重賞3着内実績馬は堅実に走る。芝1800mで3着内経験のない馬で馬券内に好走したのは昨年3着のマルターズディオサのみ。
翌日に開催される秋華賞の予想や全頭評価は以下のリンクからどうぞ。
予想
◉ サトノセシル
○ ホウオウピースフル
▲ クリノプレミアム
☆ アブレイズ
△ シャドウディーヴァ
△ エイシンチラー
△ アカイイト
各馬考察
本命は◉サトノセシル。フランケル産駒でブラッシンググルーム5×4という血統背景は日本の主流条件では走りどころが限定的になるが、1800での大崩れはない。人気馬のおかげで神様ルーメール騎乗にもかかわらず何とも素敵なオッズで本命を打てる様子。これは行くしかない。
対抗は○ホウオウピースフル。丸田Jへの手戻り歓迎。馬上で余計なことをせず、馬のリズム重視で溜めて伸ばすタイプのジョッキー。前走は前付け意識の強いジョッキー騎乗だったため伸び欠いている。乗り替わりによる変わり身の期待大。大竹厩舎管理馬は最終追いを短くサラッとまとめた方が好走率が高く、ホウオウピースフルもその傾向あり。
単穴に▲クリノプレミアム。1800非根幹重賞の中山牝馬S、福島牝馬Sを連続好走。その後のヴィクトリアマイルを大敗しているが適正外のため度外視。前走は1600ではあるが小回り坂ありの特殊コースで上がりを使って好走している点を評価。穴で好走し続けても人気になりづらく買いやすい点もありがたい。
特注は☆アブレイズ。走りどころがわからず非常に評価しづらい馬ではあるが、コース実績もあり、中山牝馬Sはクリノプレミアムの2着。非根幹で好走しやすいキズナ産駒で母父は東京巧者のジャングルポケット。買いたくて買いたくて震える。
抑えはリピーターのシャドウディーヴァから、エイシンチラー、アカイイトまで抑える。
