ガンランナー

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ガンランナー

現役時代は8F〜10Fを主戦場としてBCクラシックを含む米GⅠで6勝を挙げ、種牡馬入り後は初年度産駒(21年デビュー)からGⅠ馬を出すなど飛ぶ鳥を落とす勢の大活躍で初年度産駒の獲得賞金総額は400万ドルの大台に。その結果、2022年の種付料は12万5000ドルに設定された。アメリカで最も人気の種牡馬と言って良い地位を確立。

そのガンランナーの血統表を見てまず目に留まるのが、ブラッシンググルーム、ファピアノ、リファールのクロス。

ブラッシンググルームは、凱旋門賞馬レインボークエストやキングジョージ勝ち馬ナシュワンの父で、そのナシュワンの仔は凱旋門賞馬バゴという具合で泣く子も黙る欧州の名種牡馬。

ファピアノは、日本では主にサンデー系種牡馬のお相手の父として、芝のレースでのスピード強化のお役目をになっている。ディープ×アンブライドルド系がニックスの代表格。

リファールもまた、芝のレースでのトップスピード強化をセールスポイントとしており、凱旋門賞を後方一気の末脚一閃でレコード勝ちしたダンシングブレーヴや、ディープインパクトもリファールを持っている。

ついでに言うと、ガンランナーの父キャンディライドは、アルゼンチンの芝マイルGⅠで2勝を挙げている。

何が言いたいかというと、シンプルに芝馬。

アメリカでの種牡馬成績を鑑みると日本でスタッドインする可能性は雀の涙ほども無いと思われるが、まかり間違って日本でスタッドインするようなことがあれば、大袈裟ではなくサンデーサイレンスに肩を並べる一大勢力を築き上げる可能性がある。

日本の芝のレースのトップスピードは世界的に見ても異常なので、母系にサンデーを入れて日本式の速力を補う必要があるとは思うが、これだけスピードの裏付けのようなものを持っていれば、期待するなと言う方が無理というもの。

まあ、普通にアメリカでその勢力を伸ばし続けることでしょう…。

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